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職業病(手根管症候群)で労災認定 ふじみ野支部Wさん(匿名)
【埼玉土建本部】
労働保険
Wさん(事業主)は、約50年間、大工工事に従事してきました。Wさんは、長年、右手を酷使し続けたことにより発症したとして、「手根管症候群」で休業補償給付決定を受けました。
手がやせ、眠れない夜が続く
Wさんの右手は痺れるようになり、痺れが続き、次第に握力もなくなり、右手の根本がやせてきました。さらに右手の根本がいたく、横になって眠れない夜が続きました。
組合に相談して病院を紹介
Wさんは、自分の手首のしびれは、長年の大工工事による職業病だと考え、組合に相談したところ「K病院が対応できるのではないか」「労災申請してはどうか」とアドバイスを受け、K病院を受診。「手根管症候群」と診断され、即労災適用で治療を受けました。そして、休業補償請求を川越労働基準監督署に申請し、労災休業補償給付決定されました。
新築に比べリフォーム工事は手に負担がかかる
大工工事は、加工、取り付け、運搬のどれをとっても、腕や手に過度の負担がかかります。Wさんの場合は、これまで新築工事を中心にやってきましたが、10年ほど前からリフォーム工事も手掛けるようになりました。自ら、ハツリ工事、解体工事もやるようになり電動ドリルやハツリハンマーの使用も多くなり、右手に負担のかかる過酷な作業が長期間続いたといいます。
休業補償が出て、ありがたい
Wさんは、「こういった病気になっても、上部会社は何も面倒をみてくれない。労災保険の特別加入していてよかった。日曜日も含めて休業補償が支給されるので、ありがたいし、助かった。」「組合に相談して、病院も紹介してもらった。もし相談していなかったら、このまま労災にならなかったかもしれない」との感想をいただきました。