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仕事中の熱中症は労災適用です。埼玉土建では熱中症予防策として「クールファン」を斡旋
【埼玉土建本部】
労働保険
2020年における職場での熱中症による死傷者(死亡・休業4日以上)は、全産業で959人、うち死亡者は22人となっており、過去5年間の推移だと建設業がもっとも多くなっています。
死亡災害は8月に集中し、時間帯別だと15時台が最も多く、次いで14時台が多くなっています。死傷災害の20%は明らかに屋内作業従事者で、決して屋外作業が発症しやすいわけではないことも考えられます。
熱中症発症者に対する対応の遅れが問題となっており、体調不良を訴え、休憩させた際に周囲の目が行き届かず、周囲が気付いた時には容態が悪化していたり、一人作業をしていて倒れているところを発見され、救急搬送までに時間が掛かる事例があります。また、熱中症の二次災害につながる事例もあります。熱中症で意識を失って転倒し、頭部や肩を負傷する事例や車の運転中に発症し交通事故になる事例もあります。
8月は日々暑さが増します。仕事中や仕事後に体調不良を感じた場合には、熱中症を疑い、迅速に適切な対応を行ってください。
仕事から帰って来て容態が悪化した事例でも仕事が原因の発症ですので労災保険の適用です。必ず労災申請を行ってください。万が一、労働保険の未加入の方がいましたら埼玉土建にご連絡下さい。
現在、埼玉土建では熱中症の予防対策としてミドリ安全の電動付き作業着「クールファン」を組合員特価で斡旋しています。ぜひ、各支部に問い合わせください。