お知らせ
輝け命!4.24ヒューマンチェーン国会大包囲
【埼玉土建本部】
憲法・平和
命と健康守る力に
社会保障の改悪は許さない
四月二十四日「輝け命!四・二四ヒューマンチェーン国会大包囲」が開催され、全国から医療・介護・福祉関係者を中心に、全国から約五千人(埼玉土建・三百五十七人)が参加し、国会議事堂を取り囲みました。
この行動は、二十三日から国会審議中の、入院医療と介護保険サービスを削減する「医療・介護総合法案」を廃案に追い込もうと取り組まれ、ヒューマンチェーンに先立ち、日比谷野外音楽堂で「輝け!いのち市民大集会」がおこなわれました。
ヒューマンチェーンは、花の谷クリニックの伊藤真美院長、認知症の人と家族の会の勝田登志子副代表、日本赤十字看護大学の川島みどり客員教授、済生会栗橋病院の本田宏院長補佐の四氏が呼びかけ、多くの団体個人の賛同を受け取り組まれました。
日比谷野外音楽堂でおこなわれた、市民大集会では、呼びかけ人あいさつの中では、勝田さんより、六万四千三百人以上の署名を厚労省に提出したと報告がありました。また、伊藤さんは「格差社会が拡大する中、医療・介護などが削減されることは問題だ」と医療・介護総合法案の廃案を訴えました。
集会の最後に「いつでも、どこでも誰でも必要な時に安心して医療・介護が受けられるようにしてほしい。しかし、政府は社会保障の基本的な理念を『自己責任』に変質させ、憲法二十五条をないがしろにしようとしている。消費税が八%に引き上げられた一方で年金や生活保護基準の引き下げがおこなわれ暮らしを圧迫している。国会で審議が始まった『医療・介護総合法案』は安上がりな医療・介護提供体制を作ることで、患者、利用者は大幅な負担増と切り捨てがおこなわれる。こうした事態に打開するため『社会保障を改悪するな』『憲法に基づいていのちと健康を守れ』の世論と共同を広げよう」と集会アピールが採択され、厚生労働省に要請しました。
集会後、参加者は国会へ移動し、国会包囲行動に参加。ヒューマンチェーンが完成すると、呼びかけ人の川島さんは「この力をいのちと健康を守る力にしていきましょう」と訴えました。
市民大集会と国会包囲行動では、リレートークがおこなわれ「患者は期間が過ぎれば完治せずとも退院させられる」「在宅でも病院と同様の医療・介護が受けられるのなら良いが、保障がないまま法案を進めることは反対だ」「要支援の方でもケアが必要な方はたくさんいる。地域任せではサービスが手薄になり、症状が悪化する」など法案に対する、不安や怒りが訴えられました。
また、集会に参加した秩父支部から参加した若い仲間は「消費税が上がり、あらゆるものの値段が上がった。消費税は社会保障に充てるはずなのに医療・介護が削減されている。これはおかしい。もっと国民のために消費税を充てるべきだと思う」と語っていました。