お知らせ
11.12さよなら原発埼玉県民集会
【埼玉土建本部】
機関紙「埼玉土建」
原発再稼働許さず
悲劇を繰り返させない
十一月十二日、埼玉会館大ホールを会場に「二〇一四さよなら原発埼玉県民集会」が開催され、全県各地から約八百人、埼玉土建から百七十五人が参加しました。
集会の冒頭、主催者を代表して田中熙巳実行委員長(埼玉県原爆被害者協議会会長・日本被団協事務局長)から「政府は原発をベースロード電源としている。私たちは、今の政策を絶対に許すわけにはいかない。講演を聞いて私たちは大いに学び、今後の大きな力にしていきたい」とあいさつしました。
講演は、元日弁連事務総長で脱原発弁護団の海渡雄一弁護士と、木工作家で「原発とめよう秩父人」のダニー・ネフセタイ氏が行いました。海渡弁護士は「福島原発事故では、助けられる命を助けることができなかった。こういう悲劇を繰り返さないために、脱原発すべきだし、国が脱原発を決断できないなら、司法こそが危険な原発を止める責任があると、私たちは裁判所で主張している。大飯原発の稼働を差し止めた福井地裁の判決を糧に、福島の悲劇を忘れずに全国で原発の再稼働に反対している皆さんと共に脱原発を実現していきたい」と語りました。ダニー氏は「電気より人の命の方が大事。百年後も使える家具を作る職人として、百年後も人が住める地球を守っていかなければならない」と述べました。
その後、地域の取り組みとして、原発事故被災者の現状や県内の脱原発デモの取り組みなどが報告されました。
最後に「私たちは、これ以上原子力発電に依存することを望まない。原子力発電から再生可能エネルギーへの構造の転換を求める」という集会決議を参加者全員の拍手で採択し、終了しました。