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お知らせ

原水爆禁止2014世界大会・広島

【埼玉土建本部】

憲法・平和

再検討会議成功へ

核廃絶を求める声が集まり

 

原水爆禁止二〇一四年世界大会・広島には海外・全国から七千人が集い、核兵器廃絶に向けた決意を固めあいました。二〇一五年は被爆七十年を迎えます。同年五月に開催されるNPT再検討会議の成功と世界から核兵器をなくす決定的な転機にするため、世界的な交流が八月四日から六日にかけて行われました。

一九四五年八月六日、九日に相次ぎ広島・長崎に原爆が投下され、二つの街が一瞬の惨禍に見舞われました。原爆はその年のうちに約二十一万人もの尊い命を奪ったのです。一九五四年三月一日には、アメリカが太平洋ビキニ環礁でおこなった水爆実験によって日本国民は三度の原水爆による被害を受けました。
こうした原水爆禁止を求める大きな国民の声を背景に、一九五五年八月に広島で第一回原水爆禁止世界大会が開かれました。以来毎年、世界の人々と連帯して世界大会が開催されてきました。
今回の開会総会は四日、全国を結んだ国民平和大行進の全国のペナントで飾られた広島市グリーンアリーナで開催されました。開会宣言は全労連の小田川義和議長がおこない、冨田宏治国際会議宣言起草委員長(関西学院大学教授)は「すべての政府と諸国民が、今こそ決断と勇気をもって行動に立ち上がるときだ」と訴えました。核兵器廃絶を求める全国各地の参加者は「百万の署名、百五十人のNPT代表派遣の実現」に向けた決意(大阪府)、「県内全二十七自治体で原爆写真展を開いた」(岡山県)など草の根の運動を報告しました。
五日は全十七分科会で非核平和の自治体づくり、憲法と集団的自衛権、原発問題、遺跡・碑めぐりなどテーマごとに学習を深めました。
六日は広島市が主催する平和記念式典が開かれ、犠牲者を追悼。安倍首相も参列し、スピーチをおこないましたが昨年とほぼ同様の文章だったため批判を集めています。
世界大会・閉会総会では「被爆地広島から世界へ」と題して被爆者と世界の核被害者が訴え、また、「署名プレゼンテーション」をおこないました。あいさつをおこなったアンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表は「もっとも恐るべき大量破壊兵器をなくすたたかいにおいて、潘基文(パン・ギムン)事務総長と国連はみなさんのパートナー。核の脅威をなくす方法はただ一つ。核兵器を禁止し完全になくすこと」と訴えました。四百十万四千九百十一人の署名を手渡すと、会場から歓声と拍手がわき起こりました。最後に、広大な世論と運動をつくろうと呼びかける「広島決議」を採択し閉会しました。
埼玉からは県原水協の代表団百八十人、埼玉土建から五十三人が参加しました。

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