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【新着】6・2NO NUKES DAY
【埼玉土建本部】
機関紙「埼玉土建」
多くの意思が集まり
「原発ゼロ」の声が響いて
六月二日、原発をなくす全国連絡会、さようなら原発一千万人アクション、首都圏反原発連合(反原連)による共同行動「6・2NO NUKES DAY(ノーニュークスデイ)が行われ、三つのグループが合流した国会前には、六万人の「原発なくせ」「再稼働反対」の声が響き渡りました。
埼玉土建は、東京・明治公園で行なわれた「原発ゼロをめざす中央集会」に参加し、全県三十三支部から千百九十四人の組合員・家族が集まりました。
東京・明治公園で開かれた「六・二原発ゼロをめざす中央集会」(主催=原発をなくす全国連絡会)には、全国から一万八千人が参加しました。
主催者を代表して、全日本民主医療機関連合会事務局長の長瀬さんは「原発ゼロは圧倒的多数のゆるぎない意志。一人ひとりの力は小さくても無力ではない。私たちの力を集めて、日本から原発をなくす出発点にしよう」と、参加者に呼びかけました。
集会では、「ノーニュークスデイ」で共同行動をしている二つのグループから連帯のあいさつがありました。首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんは「私たち一人ひとりの力は小さいが、人の輪が大きくなることで政府を動かすことができる。私たちの代で原発ゼロの政策に転換させるため、力を合わせていこう」と語りました。さようなら原発一千万人アクション実行委員会の富山さん(日本消費者連盟)は「原発をなくしていかなければ、どこでも誰でも安心して暮らせる社会は実現しない。日々の取り組みを地域や職場で力強く展開していこう」と訴えました。
続いて、被災地・福島から訴えが行われ、福島復興共同センターの斉藤代表委員は「事故収束宣言の撤回、県内原発十基の廃炉、そして完全賠償を政府と東電に強く求める新たな署名運動を、七月から開始する」と話しました。三歳の娘と一緒に福島から参加した熊谷さんによる「福島原発十基を廃炉に」「危険な原発どこにもいらない」のコールに、会場が一体になってコールで応えました。
原発をなくす全国連絡会のメンバーでもある日本共産党の志位和夫委員長から「福島原発は『収束』とは程遠い、事故の真っただ中にある。再稼働など論外。今やるべきは『収束宣言』を撤回し、収束と廃炉、除染と賠償を日本の英知を総結集して一大事業としてやり抜くことだ。ましてや、二枚舌を使って原発輸出に奔走するなど絶対に許せない。たたかいはこれからが正念場。再稼働の強行を許すか、これを止めるのか。再稼働、原発輸出、原発固執を許さず即時原発ゼロの政治決断をせよ。再生可能エネルギーへの大転換を行なえ。この声を一緒に上げていこう」と、連帯のあいさつがありました。
全国各地からのリレートークでは、玄海原発差し止め訴訟の弁護団や伊方原発再稼働反対でたたかっている若者たち、全国で唯一県庁所在地に原発を抱える島根県の代表などの他、放射能から子どもを守る活動を続けている埼玉の代表も発言しました。
最後に、即時原発ゼロの日本の実現を求め、再生可能エネルギー中心の政策への転換を求める中央集会アピールを採択し、官邸前抗議行動でおなじみの千葉麗子さんがドラム隊のリズムにのって「再稼働反対」「原発いらない」「福島かえせ」のコールを行い、参加者は三コースに分かれてデモ行進しました。
デモ行進を終えた参加者は、国会大包囲行動に合流し、日が暮れたあとも原発ゼロを訴え続けました。