お知らせ
7.31憲法と人権を考える市民のつどい
【埼玉土建本部】
機関紙「埼玉土建」
閣議決定は違憲だ
多くの市民が会場にあふれ
七月三十一日、埼玉会館大ホールを会場に「憲法と人権を考える市民のつどい」(主催・埼玉弁護士会)が開催され、先駆けて行われたパレードを含め二千人超の市民が集まり、会場は満席となりロビーまで人があふれました(埼玉土建から四百九十三人が参加)。
つどいでは、学習院大学教授の青井未帆さんと、作家・作詞家のなかにし礼さんが講演と対談を行いました。
開会にあたって、主催者を代表して、埼玉弁護士会の大倉浩会長から「社会正義の実現と基本的人権の尊重を使命とする私たち弁護士会は、憲法の平和主義、また国民を守るための、国家を縛るための立憲主義を無視する集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する社会的使命があると考えている。戦争による悲劇がが再び起こらないよう、集団的自衛権行使容認の閣議決定がいかに問題か、またいかに平和が大切かについて、一緒に考えていこう」とあいさつがありました。
続いて、菊地陽一埼玉弁護士会副会長は「七月一日の閣議決定は、長年歴代内閣が積み上げてきた『集団的自衛権行使は不可能だ』という解釈を、安倍内閣の一存で行使できると判断すると変更したものだ。一内閣で憲法九条ないしは定着した従前の政府解釈を変更することは、権力者を憲法で縛る立憲主義に反するということは明らかだ。埼玉弁護士会はこれからも日本国憲法の恒久平和主義・立憲主義・国民主権の理念の下、集団的自衛権の問題について、市民の皆さんと一緒に考え、行動していきたいと考えている」と問題提起を行いました。