現場、くらしに組合力 埼玉土建 一般労働組合

お知らせ

埼玉土建資本従事者の会総会・代表者会議

【埼玉土建本部】

機関紙「埼玉土建」

若者が育つ現場に

賃金と現場環境を改善して

埼玉土建資本従事者の会は、三月二十四日、総会と代表者会議を開催しました。会議には二十四支部から六十九人が参加し、「会」の運動の前進のための方針の確認、この間の取り組みを交流しました。

支部の経験が報告され

吉川松伏支部から「業種をしぼった」会議を開催したことについて報告がありました。この間の会議で出されていた意見を具体化したもので、今回は職種を「設備」としました。サブコンの話題など、共有点が多く、具体的な現場の交流もできました。
久喜幸手支部は、会員リストの整理に取り組み、独自のアンケートに取り組みました。このアンケートの集約を進める中で、支部や分会の役員から会員登録への呼びかけを行える状況にしました。アンケートでは、「駐車場が少ない」「有料だ」など、駐車場に対する不満が多かったと報告がありました。

現場の実態が次々と出され

まず、賃金については「労働者の賃金はあがっていない」「単価は相変わらず安い」と、大手企業が決算時に報告した「労務費の高騰」が、末端の労働者にまで影響している状況にないことがわかりました。また「工期の圧縮が負担になる。せめて当初予定通りにしてほしい」という声も出されました。
「アスベストがあっても、そのまま仕事が進んだ」という、元請の安全衛生配慮義務に違反する告発がありました。また、分煙対策についての要望も出されました。
「若者に魅力のある産業にするためには、賃金もそうだが、現場のトイレや水飲み場、休憩室など、労働環境も改善させる必要がある」という意見が出されました。

ヨコのつながりを生かして

分散会報告をうけて、水上会長は「各支部に資本従事者の会の重要性は、伝わってきている。あとは、どう集めるかが課題。いろいろな人たちとの意見交換が重要であり、そこで上がる情報が企業交渉で企業に迫る材料となる」と指摘。「お知らせハガキ一枚で仲間は集まらない。組織の力で、顔をつないで、横のつながりも生かしながら、組織を強めよう。現場に若者がいない、という事実をしっかり受け止め、若者が育つ現場に変えることが重要」とよびかけました。団結ガンバローで、企業交渉の成功を誓い合いました。

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