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【送検事例】作業員がコンクリート床面に墜落死。高所作業の墜落防止対策を怠った疑い
【埼玉土建本部】
つぶやき(労働保険)
川口労働基準監督署は、東京都港区で建築工事業を営むA社と同社代表取締役を、安衛法違反容疑で書類送検した。
【事件の概要】
同署によると埼玉県蕨市内の鉄骨造4階建マンション新築工事現場で2021年9月、鉄骨のみで組み立てられた建物4階床面部分の梁または梁上に架け渡された鉄板上で建入れ作業(鉄骨のみで組み立てられた建物の柱の垂直を確認等する作業)を行っていた作業員が、約7.42m下のコンクリート床面に墜落し死亡した。
安衛法令では事業者に対して、労働者が高さ2m以上の箇所で作業を行うに当たり墜落による危険を及ぼす恐れのある場合、足場を組み立てる等の方法で作業床を設け、それが困難な場合は防網を張り、要求性能墜落制止用器具を使用させる等の措置を講じるよう定めている。しかし代表取締役は災害発生時にこれらの措置を講じていなかった疑いがある。 【参考図書 労働基準2023.7】