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【送検事例】フレコンバックをショベルでつり上げ中に横転、作業員が下敷きになり死亡
【埼玉土建本部】
つぶやき(労働保険)
瀬峰労働基準監督署は、栗原市内で建設業を営むA社と同社現場代理人を安全衛生法違反容疑で書類送検した。
同署によると、栗原市内の地盤改良工事現場で2022年6月にドラグ・ショベルによるフレコンバッグ(重量約2t)のつり上げが行われていたところ、ショベルが横転し、A社の作業員1人が下敷きとなり、死亡する労働災害が発生した。このショベルは移動式クレーンモードに切り替えないまま作業が行われていたという。
法的にドラグ・ショベルは、車両系建設機械に該当し、安全衛生法令では事業者に対して、車両系建設機械を荷のつり上げで使用することを制限している。しかし、現場代理人は災害発生時にショベルをクレーンモードに切り替えず、用途外使用を行わせた疑いがある。
労働基準 2024.10月号より引用