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【送検事例】コンクリートが落下して作業員が死亡、現場代理人を送検

【埼玉土建本部】

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 2023年12月に松江市内の土木工事現場で発生した労働災害に関して、松江労働基準監督署は、福岡県春日市で土木工事業を営むA社と同社現場代理人を安衛法違反容疑で書類送検した。
 同署によると、現場では災害発生日、鉄骨の撤去・拠出作業が行われていた。A社の作業員の頭上には建物の基礎工事前に打設されたコンクリートがあり、構造上建物の梁にボルト等で固定されていなかったという。そのためコンクリートが落下するおそれが生じており、作業員1人が落下したコンクリートの下敷きとなり死亡した。
 安衛法令では事業者に対して、作業物体が落下する危険のある時には防網を設ける、立入禁止区域を設定するといった措置を講じるよう義務付けている。しかし、代表社員は当該措置を講じていなかった疑いがある。
                            
                                      【引用 労働基準 202408号】

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