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埼玉土建の歴史と活動⑱~建設産業民主化、危機打開のたたかい-要求実現の諸運動と組織拡大運動を結合し

【埼玉土建本部】

つぶやき(学習)

不定期で、埼玉土建の歴史と活動(ダイジェスト)を紹介していきます。
皆さんに埼玉土建の事をもっとよく知っていただけると嬉しいです。

【第18回】要求実現の諸運動と組織拡大運動を結合し

90年代のたたかいをつうじ、埼玉土建は1991年(平成3)3月の5万6046人から、2000年(平成12)3月に8万7431人へと大きく前進させました。
この前進は、情勢の変化をとらえ要求実現のたたかいを発展させ、そして建設産業と地域に現実的な影響力と存在感を高めるなかでつくられました。各自治体に「小規模工事登録制度」「住宅リフォーム助成制度」を実現させたことや市町村長との直接懇談、大手ゼネコン現場へ足を踏み入れての要請・懇談、建設業協会・地場ゼネコンとの「対話」などが、仲間の中で自信と確信となり、運動を大きく発展させたのでした。
組織建設では、不況が深刻化するなか「まさかに強い埼玉土建」を押し出し、破産・倒産・自殺など痛ましい事件や、仕事が極端に減少するなか、「なんでも相談の埼玉土建」「一人では困難、団結した力と運動で解決する」と加入のよびかけを強め、そして「組合のメリット」「頼りになる埼玉土建」など「情勢と組合を語って」運動を発展させ、労働組合に団結することの大事さをひろげてきました。

 
~チョット補足~

90年代の前進は、1991年(平成3)5月、第21回定期大会において「第5期中期計画」を策定し、要求実現の新たな発展をめざし「3つの方向と5つの任務」を決定したこと、多くの仲間の運動参加をめざし、組織の抜本的強化・機構改革を打ち出したことなどによりつくりだされました。
その中心は、分会の強化にありました。分会を運動体に高め、8つの課題と目標をもち、分会4役による集団指導体制を強化しました。この「運動の課題と目標」を「分会4役会議」の確立とあわせて提起し、運動と組織の両面から分会づくりを推進したことが教訓となりました。分会独自の宣伝活動、申し入れ・対話活動など、地域と連帯し共同する方向もつくられました。
また本・支部の機関の強化につとめ、常任執行委員会として集団指導体制を確立したことが、組織と要求実現運動のカナメとなり、前進をつくりだす組織的な保障となりました。支部常任執行委員は、分会オルグを担当し、統一レジュメにもとづく学習会の講師をつとめるなど、力を発揮しました。
また「学習要綱」を改定し、学習活動を制度化し、定着させ、幹部・活動家の養成をはか ってきたことも、組織を強化し運動を発展させるものとなりました。支部主催の労働学校も、第5期中期計画からはじまりました。

【過去の歴史ダイジェストはこちら】

【第1回】埼玉に自分たちの組合を
【第2回】日雇健保改悪、犠牲適用廃止とのたたかい
【第3回】埼玉土建国保設立、総合共済の発足~9支部 4085人で埼玉土建を結成
【第4回】埼玉土建結成の意義
【第5回】埼玉に根をひろげて発展①
【第6回】埼玉に根をひろげて発展②
【第7回】埼玉に根をひろげて発展③
【第8回】埼玉に根をひろげて発展④
【第9回】埼玉に根をひろげて発展⑤
【第10回】埼玉に根をひろげて発展⑥
【第11回】国民的要求で共同の前進①
【第12回】国民的要求で共同の前進②
【第13回】国民的要求で共同の前進③
【第14回】建設産業民主化、危機打開のたたかい①
【第15回】建設産業民主化、危機打開のたたかい②
【第16回】建設産業民主化、危機打開のたたかい③

【第17回】建設産業民主化、危機打開のたたかい④

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